冬の早起きはどうしても苦手。
日の出も遅いし。
朝方のお布団の心地いいこと。
せっかくトイレで起きたのでそのまま起きればいいのに、あと少し・・・・。なんてまた布団に潜り気づけばすっかり明るい。
ああ、また今日も早起きできなかった。
なんて毎日だ。
だけど、今日は起きれた。
やっぱり、いい気分。得した気分。
まず、部屋の窓を全開にして、お線香を焚く。
お湯を沸かして熱々の白湯を飲む。
キッチンで外気を呼吸しながら2杯目の白湯を啜り、リビングの向こうの窓の外を見る。
裏山のシルエットが影になり、その橙色の陽は向こうの白い建物を金色に輝かせていた。
キッチンから裏山を見上げれば、木々の枝々、葉々の間から太陽の気配を感じさせキラキラしていた。
外は雨上がりだった。
物干し竿が雫でキラキラしている。
家の周りのコンクリートもよく見れば濡れている。
土や芝生はそんな気配はない。
ここ何日も雨降らなかったからね。
木々も葉っぱも空気もどこかにいる鳩の声もカラスの声も、活き活きとしているように感じた。
今日は海岸線を歩いた。
海は今日も濃青色穏やかで、うっすらと線をつくりながらスネ〜膝サイズのうねりが岸辺に寄せ、一気に割れる音を響かせた。
岸辺にはヒラメ釣りをしている人が数人いる。
少し沖に海面からジャンプする魚がちらほら。
水面下で空を見上げ虫でもキャッチするの?
海面上に虫、いるかなあ。
それとも他の意味ある行動なのか。そうだろうなあ。
遠くの富士山は、そのシルエットそのまま雲を大きく纏っている。綿帽子をかぶったかくれんぼ。
水平線の島も見えず。
空は青く小さい雲が点々と浮かんでいる。
今日から春節。
そのエナジー、冷たく心地よい風とともに。
穏やかなひととき。
ありがとう。