ホットミルクの膜

開きつ窓 ミルクの膜揺れ 秋の音

ホットミルク、好き。

もともと、牛乳好き。

乳牛がいそうなところでは、ご当地の牛乳を飲むのが楽しみである。

そして、もともと、冷たいものより、温かいものの方が好き。

冷え性だし、内臓を冷やさない方が良いと思っているからかな。

温かいものが、喉から食道、胃に通っていく感覚もいい。

急に冷え込みが強くなってきた朝。「12月頃の冷え込み」なんて天気予報では言ってたりもする。

牛乳好きな私は、ホットミルクを。

私の朝、起きた後、白湯を飲み、コーヒーを飲んで、身体と脳の覚醒していくのがルーティンになっている。朝食は摂らない。その方が、体調がいいから。

とっておきのイベントが控えている今、ベストなコンディションでいたい。なのでちょっと栄養を。

そして、少しでも好きな物を摂って、免疫力を上げておきたい。

だから、今朝はホットミルク。

コップに牛乳を注ぎ、レンジで温めた。

朝の新鮮な空気で室内の換気をするため、四方の窓を全開にしてある。

室内へ流れた冷気が体を覚醒させていく。

猫舌の私は設定手前で取り出した。

淡い湯気と、薄く張った膜がゆらゆらと、冷気の流れを感じさせてくれた。

砂糖も入れず、牛乳をただ温めただけのミルク。

この薄い膜をすすって食べるのも、ホットミルクの楽しみ。

海面を渡る風が、海面に波模様をつくるように、

この小さなコップの中で、深まる秋の冷気が真白いミルクの膜を揺らし渡っていく。

窓の外からは、高い空を行くのだろう飛行機と、鳥たちの声が聞こえている。

今日も、素敵なひとときをありがとう。

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