胸のうち 目に現れる 桜曲 一昨日は春の嵐が過ぎていった。 降り始めは白糸の雨だった。 山桜の、淡い淡い薄桃色の小さくてまるい花びらが白糸の中を舞っていた。 春雨の五線、桜の音符。空模様はト音記号とヘ音記号。風の流れがリ →
胸のうち 目に現れる 桜曲 一昨日は春の嵐が過ぎていった。 降り始めは白糸の雨だった。 山桜の、淡い淡い薄桃色の小さくてまるい花びらが白糸の中を舞っていた。 春雨の五線、桜の音符。空模様はト音記号とヘ音記号。風の流れがリ →
天上に 灯る半月 サクラ咲く 仕事が終わり、玄関を出るとまだ明るかった。 正面の神社に、サクラが咲き始めた。 日に日に、白く淡く淡く紅色の花は開いていく。 通る度に、遠目にも、その 移りゆく姿は 美しい。 陽の暖かさ、眩 →
空高く 海の遠くに 春の君 ありがとうございます。 発信してまだわずか。 いつか、きっと、誰かに届くのだろうとは思っていた。 思いもかけず早く、また日本以外の方からのお便りが届いた。 とても嬉しい。 私の周波数と誰かの周 →
花ひらく 蕾ふくらむ 春の闇 冷たい空気が降りている 天上には、薄い雲をまとったまるい月 その周りに大きく薄く白い虹 冷たく冴えた中に優しさを感じる空気を、気管支の先の肺胞一つ一つ、毛細血管がその気を受け取り、体中にとけ →
梅ひらく 青空を背に 風に揺れ こんなに空は高く青く 陽は神々しく 梅は清楚に白く、また健気に紅をさし 肌を触る風は冷たく意識を覚醒させ 微かな香りが 体の中へ溶けていく 目が肌が脳が「今」を知る こんなに優しくて、穏や →
梅の香や 映る紅白 天満宮 こんにちは。 暖かい2月が続いています。 目に映る色も耳に届く音も通り過ぎる風も 弾んでいるのを感じています。 「今」を楽しんでいます。 地球は生きている。 季節がめぐっている。 閉じこもりだ →
春が来ぬ 見上げた空は 声のあと 春が来た。 日差しが輝いているからか、目に映るものが輝いて見える。 小鳥の声が賑やかになっている。 子供達のように、楽しそうに声をあげながら追いかけっこをしているよう。 声もいろいろ。聞 →
雨模様 マスクの下に 淡寒紅 雨って好き。 霧雨でも、土砂降りでも。 昔から、ちょっと特別な日は雨が降る。 だからかな。雨が好きなのは。 誰かが言っていた。 雨が降る時は神様が降りてきてるって。 そんな気がする。 冬は乾 →