大寒

心騒ぐ 海は凪て 大寒の風

今日は大寒

私の心は乱れていた。

原因はわかっている。

心の鎮め方もわかっている。つもり。でも、

ざわめいている。

仕方ない。そういうコンディションも必要なのだ。

別に、嫌なことばかりではない。それ以上に喜びを感じることもある。

だけど、今はざわめきの方が大きい。

仕方ない。必然的に起きていること。

私らしく生きた結果だから。

なるようになっているのだ。

外に出た。冷たい風が体中を刺してくる。

いや、私がその中に飛び込んだだけ。

今まで長いこと蕾だった春菊の花が咲いていた。

その白さが清く、力強く、誇り高く、美しい。

こんなに心は乱れているのに。

今日も陽が落ちていく。

海は凪だった。

こんなに冷たい風が吹いているのに。

目に映る世界はこんなに穏やかだ。

目に見えぬ世間はこんなに冷たく身を凍えさせる。

寒風の中を走る。

体の中が流れ始める。

思いきって外へ出て気づく。

世界は表裏一体。感覚も表裏一体。

この世は自分が映し出している。

自分が意識して創り出した世界。

せっかく、この人生を味わえているのだから、

苦楽を楽しんで味わおう。

私の美しき世界に感謝。

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