空近し 石楠花ひらく 高野山
高野熊野参詣道旅 2日目 。
初めての高野山。
昨日、町石道を歩いてここに入った。
ここは、標高800mの天空の聖地。
弘法大師空海がここに導かれ、真言密教の根本道場として開創して以来、現世浄土として広く信仰を集めている。
ここを蓮の花にみたてると、ここを中心に八つのお山が取り囲んでいる。
壇上伽藍の根本大塔(写真)には、巨大な本尊胎蔵界大日如来と金剛界四仏が安置されている。
ここは曼荼羅の中心。宇宙と繋がる場所。宇宙に一番近い場所。
私は誰もいない御堂の中で、静かに手を合わせ時を過ごすことができた。
弘法大師大師空海は、今も奥の院の奥、灯籠堂の奥の弘法大師御廟で今もお経を唱えている。
奥の院ナイトツアーに参加した。金剛峯寺境内案内人有資格者の僧侶が案内してくれた。
幻想的な景色、僧侶からのお大師様(こちらの方は愛着を込めてそう呼ぶそうです)や真言密教の話。奥の院の不思議な伝説など。
歩きながら、真言密教の教えも教えてくれた。
これは、空海の言葉。宇宙からのメッセージ。
私に届いたのは二つ。
言葉を大切にしなさい。
月の形は人の心です。
天上の月は檸檬だった。満ちてきている。
夜でも、いつでも、ここにお参りに来てもいい。
お大師さんは、身分も宗教もう関係なく受け入れてくれる。
夜の参拝時も、お参りに来ている方がいました。
参拝後、御廟橋までお大師さんがお見送りに来てくれていると。
深くご挨拶をして帰路となりました。
お大師さんに見守られて優しく温かい気分になりました。
いよいよ、明日から熊野詣でです。
明日の朝も、宿坊での朝のおつとめに参加させてもらおう。
合掌。