飾らない 少しは飾って! 食欲の秋 秋深し。 食欲の秋から。 私は、お刺身が好き。 私は、調理をすることは苦手だ。 そのためのお買い物も苦手。 だって、浮かばないんだ。 何を作ろうか。どう作ろうか。だからこれをこの段取り →
飾らない 少しは飾って! 食欲の秋 秋深し。 食欲の秋から。 私は、お刺身が好き。 私は、調理をすることは苦手だ。 そのためのお買い物も苦手。 だって、浮かばないんだ。 何を作ろうか。どう作ろうか。だからこれをこの段取り →
その深き 紺紫の 巨峰なり 私は、巨峰が大好き。 最期に口にする物は巨峰がいい。 残暑というか、初秋というか、そんな活動性の高い季節に実る。 うっかりしてると、その季節が終わっちゃうのよ。 待ちに待ってたのに、目先の慌た →
ホトトギス 姿を見つけ 心鳴る 名前、花の姿、色、葉の形、みんな好き。 ホトトギスには、幾つもの種類があるようだ。 山野草なのでとても素朴。その素朴さが魅力でもある。 去年の秋、株分けしていただいたものを地植えして、そう →
暖かな 今が映る 溶けている 濃厚な冬だった。 複雑な時間を過ごしていた。 気持ちが重たくて、心に錘を付けているようだった。 時間は今まで以上に速く流れていった。 思うように展開していかない。 自分の思う通りになる? そ →
凍雲や 陽光に占う 今は吉 寒空に留まって凍てついたように動かない数片のちぎれ雲を「凍雲」という。 夕方の海。 身がしまる冷たい空気の中、冷たい風が通っていく。 海に出るまで、こんな景色に出会えるとは思わなかった。 低い →
雲の譜線 飛行機や鳥 春の音 立春が過ぎた。 日差しは春を感じさせるけれど風は冷たい。じっとはしていられない。 見上げた空の青は深く遠い。 飛行機雲が並んでいた。 高度も、通った時間も違うのだろうけれど、 規則正しく雲の →
岸辺にも 薄鈍色の 昼下がり 窓からは、朝からどんよりと雲空。 冷たい空気を感じさせる。 こんな日は体も重い。眠い。何もしたくない。 頭も体もオフモードになってしまう。 やらなきゃいけないことは沢山あるのに。 なんとなく →
心騒ぐ 海は凪て 大寒の風 私の心は乱れていた。 原因はわかっている。 心の鎮め方もわかっている。つもり。でも、 ざわめいている。 仕方ない。そういうコンディションも必要なのだ。 別に、嫌なことばかりではない。それ以上に →
陽が届く 心も冴える 寒九かな 空が白々と明けてきた。 簡単な準備運動を終え、靴紐を絞め、外へ出た。 ちょっと久しぶりの早朝。 朝はこんなに冷たいんだと知る。 走り始めは緩い下り坂。 ウォーミングアップを意識しながら、ゆ →